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経験者のレポート

ナカムラさん 27歳男性

 2010年の8月に登山は富士山も含めて、未体験でしたが、突如、香港を経由してネパールに行くことにしました。ネパールといえば、エベレストということで13日間のトレッキングツアーに申し込むことに。高山病は、チベットに行った際に一度経験をしましたが、当初はどの程度の高山病になるか不安はありました。

 そうこうするうちに、ツアー開始1日目を迎えたのですが、飛行機でカトマンズからルクラまで行く初日、なんとルクラ上空の雲により視界不良ということで、いったんカトマンズに引き上げることに。乾季だと起こらないらしいですが、雨季の時期は週に1~2回程度はこのようなことが起こるとのことでした。

 翌日再度カトマンズからルクラへ発ち、朝8時頃ルクラに無事到着。 すぐに朝食をとり、その後パクディンまで約4~5時間歩きました。高山病の症状は全くでず、この日はとても楽でした。余裕だったので、正直もっと歩いてもよいと思ったくらいです。

 翌朝、9時頃にロッジを出発し、途中昼食をとり、ナムチェバザールにつくと午後4時をまわっていました。この日は6時間くらい歩きました。最後の上り坂が結構きつかったです。また、高山病の症状が少しではじめ、まわりを見ると薬を飲み始めている旅行者の方も結構いました。

 翌日(3日目)はナムチェバザールに泊まり、高山病に順応する順応日をとりました。 ナムチェバザールにある近くのインターネットカフェやお店を見てまわりました。 この日はシャワーも浴びました。300円くらいでした。

 4日目は朝からナムチェバザールを出発し、タンボチェへ向かいました。昼前に到着したので、トレッキングは4時間くらいだったと思います。タンボチェは大きなお寺があるなど宗教色が強い町で、とても綺麗で神聖な雰囲気に包まれていました。タンボチェは印象深く、一押しの町です。前日の高度順応により、この日は全く高山病にはなりませんでした。

 5日目はタンボチェからペリチェまで、約6時間くらい歩きました。この日のトレッキング中は高山病の症状は全くでませんでしたが、翌日の朝から食欲がなくなっていくことになります。

 そして、いよいよ6日目のペリチェからロブチェへ!この日は本当にきつかったです。ガイドさん(プロピンさん、ネパール人)まで途中倒れました。(笑)目的地のロブチェに着くころには、意識が朦朧として真っすぐ歩くことができなかったくらいです。今思い返しても本当に厳しい1日でした。ロブチェについてから3~4時間は動けず、気持ちが悪い状態が続いたので、ガイドさんに高山病の薬をもらい、トレッキング中はじめて飲みました。徐々に症状が緩和し、翌日の朝にはなんとか動ける状態に回復。

 7日目は、ロブチェからゴラクシップへ!前日のきつい高山病が頭の中にあったので、この日はだめなら引き返そうというくらいの気持ちでトレッキング開始。最悪ヘリコプターでカトマンズに帰ろうかという案もでていました。 しかし、この日も薬を飲んでいたせいか、5時間くらいかけて無事到着することができました。もうそこにはカラパタールやエベレストベースキャンプが見えていました。それまでは毎日8時間程度の睡眠をとっていましたが、ゴラクシップの夜は、空気がこれまでになく薄く、高山病の影響で、はじめて3時間程度しか寝ることができませんでした。ロブチェを深夜の3時くらいに出発し、ゴラクシップには宿泊せずに一気にカラパタールへ向かう外国人トレッカーが多かったのですが、その理由もわかった気がしました。

 8日目の早朝4時。今回のトレッキングの最高地点カラパタール目指してゴラクシップから最後の登山。最初の1時間はさほどきつくありませんでした。いや、きつくないわけではなかったのですが、「あと少しがんばれば」という気持ちが、苦痛を和らげていたのかもしれません。しかし、トレッキング開始から1時間経過し、カラパタールまで残りあとわずかというところで、手の指先が動かなくなってきました。足の指先の感覚もなくなってきました。遂に本格的な高山病が襲ってきました。 しかし、やると決めたからには手や足が動かなくても最後までやり遂げたいという一心で、残り30分から1時間を踏ん張りました。 そして遂に到着!!!!!カラパタール!!!目の前にはエベレストがそびえ立ってました。残念ながら、雨季で雲がかかっていたため100%は見ることができませんでしたが、まさに感動でした。それまでの疲れやしびれが一気に和らぎ、カラパタールでは30分ほど、写真を撮ったり、感傷的な想いや余韻に浸っていました。この感動は言葉では説明しきれません。それからゴラクシップにおりるのはわずか45分ほど、さらにそのまま、一気にペリチェまでおりました。のぼりに比べると、下山はとても楽でした。7~8時間は歩きました。

 9日目はペリチェからタンボチェまで下り、10日目はタンボチェからクムジュン、さらにナムチェバザールまで歩きました。クムジュンは町もナムチェバザールと同じくらい大きく、幻の鳥を見たりして楽しみました。また、ナムチェバザールへ行くその途中に、なんと日本人が経営している5つ星ホテルのエベレストビューホテルに寄りました。ここからは毎朝のようにエベレストが綺麗に見えるとのことでした。時間があるかたは是非宿泊してみるとよいとおもいます。1泊100ドルくらいと聞きました。

 11日目、ナムチェバザールからルクラまで7~8時間の長距離トレッキング。本当はパクディンで1泊して13日間のスケジュールで帰る予定でしたが、飛行機が前日まで3日連続で飛んでいないとの情報を耳にしたので、ちょっと無理をして一気にルクラまで下りてしまいました。そして、この日でポーターさんとは最後。11日も一緒に生活をしていたので言葉はあまり通じなかったですが、寂しい気持ちになりました。ところが、翌日12日目。ポーターさんが朝ホテルまで来てくれて、空港まで荷物を運んでくれました。ネパールの方たちはとてもサービス精神旺盛で親切な方が多かったです。そうして無事11泊、12日のエベレスト、ルクルーカラパタールのトレッキングは無事終了しました。

 是非一度、体験してみてはいかがでしょうか?苦痛も伴いますが、それを乗り越えてみることのできる絶景、そして達成感!一生忘れられない体験になること、間違いなしです!!!